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　京都府の西脇隆俊知事と京都府商工会議所連合会（立石義雄会長）との懇談会が28日、京都市内で開催。各地域の課題や展望について意見交換した。
　立石会長は「京都経済センターが３月16日にグランドオープンを迎える。オール京都の連携強化を最大化する仕組みが必要になる」「西脇知事の下、20年後の京都府像を探る新たな総合計画の策定に取り組まれている。特に子育て支援、観光振興、交通整備などが大きな課題であり、今後は人材不足を補う企業の成長を支える外国人労働者の生活環境のインフラ整備などが重要になってくる」、西脇知事は「10月に消費税引き上げがある。国は様々な軽減策を打ち出しているが、府の31年度当初予算でも消費税引き上げが地域経済に影響を及ぼさないような措置を講じたい。京都経済センターでは、新たな起業や、若者の集まり、中小企業の様々な相談など、オープンイノベーションカフェや中小企業応援センターなどを創設し、オール京都で京都経済の底上げに努めたい」と述べた。
　各地域の主な要望内容は、宮津商工会議所が▽天橋立の世界遺産登録の推進（重点要望項目）▽京都縦貫自動車道の４車線化及び山陰近畿自動車道の整備促進▽丹後歴史文化博物館（仮称）の整備など、舞鶴商工会議所が▽京都舞鶴港の機能整備（国際ふ頭２期工事の新たな事業化、第２ふ頭の水深10ｍ増深、臨港道路の早期完成）▽まちなか創生（舞鶴版コンパクトシティの実現に向け、居住誘導区域の空き家対策や区域内に誘導する民間事業者への優遇策、ハード整備の補助、西地区の河川整備と内水対策の推進）、福知山商工会議所が▽交通インフラ整備（重点要望項目）▽福知山市域における総合的な治水対策、綾部商工会議所が▽豪雨災害等の復旧事業の支援▽綾部環状道路並びに国道27号の整備促進（�@綾部環状道路の整備促進（早期事業化）�A国道27号の整備促進（肥後橋の拡幅改良工事の早期着工など））▽山陰新幹線京都府北部ルート誘致、山陰本線の複線化・高速化▽観光振興等「綾部に来てもらえるまちづくり」の推進、亀岡商工会議所が▽新・商工会館の建設（重点要望事項）▽亀岡〜京都間の幹線道路ダブルルート化（重点要望項目）▽京都スタジアムを活用した新たなスポーツ観光の推進等、宇治商工会議所が▽宇治市産業戦略策定後に対する支援（京都経済センターで予定されているオープンイノベーション施策の宇治市内での展開、市内に集積する様々な産業を活かせる新たな企業誘致に向けた取り組みへの支援など）▽宇治市内から新名神高速道路へのアクセス道路整備（新名神の宇治田原ＩＣから宇治市内をストレスなく行き来するアクセス道路として、府道宇治淀線の宇治壱番（宇治石油前）交差点から府道宇治木屋線（国道３０７号）の宇治田原町銘城台交差点までの市道及び一般道路を新たな府道として認定し、整備）▽府域全域での観光周遊ルートづくり、城陽商工会議所が▽京都府立木津川運動公園北区域エリアの整備（重点要望項目）。