トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2019/01/28

【大阪】大阪駅前地下道東広場改築 19年度着工へ

 大阪市は2019年度、大阪駅前地下道東広場の防災・減災対策事業に本格着手する予定だ。所管部局となる建設局では、19年度予算に工事費など約10億円を要求しており、予算化されれば同広場の改築工事に着手する。広場を使用しながらの工事となるため、工区を分割して6年ほどで進めるもよう。
 地下道東広場は、梅田エリアの主要駅や地下街などと接続している他、「うめきた」と「御堂筋」を結ぶ重要な地下空間。終日、多くの歩行者が利用している。周辺地下空間の耐震化が進む一方で、同広場は未実施となっており、老朽化対策や耐震化が必要となっている。
 工事は柱、天井、床などを対象に抜本的な改築を予定している。使用しながらの工事となるため、現在のところ13工区ほどに分けて、順次進めていく計画だ。完成は25年3月末を目指している。詳細設計は阪急設計コンサルタント(大阪市北区)が担当。
 同広場は多くの歩行者が通行するが、柱が多数あり通行の妨げになっている面もある。市の担当者は「安全強度を確保しながら、景観や利便性にも配慮していきたい」と話す。
 同局ではこの他、地下街管理者が行う耐震化事業などに対して、整備事業費の補助を行っており、当初予算に5570万円を要求している。
提供:建通新聞社