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滋賀産業新聞
2019/01/28

【滋賀】守山市の給食施設整備

 守山市は、給食が未実施の市内4中学校の給食導入についての検討において、4校すべてで自校方式による給食を開始する方針を決定した。現在、校舎の整備を進めている守山南中学校は19年度に工事発注を行い、21年度の9月(2学期)から給食を開始、守山・守山北・明富の3中学校については22年度9月からの給食開始に向けて21年度にそれぞれ給食施設の増築など行う。
 守山南中学校(古高町357)については、2期まで進めてきた大規模改造工事について給食開始方針決定を受け3期目計画を変更。RC造3階建、延約1000平方bの既存特別教室棟およびCB造平屋建、約350〜400平方bの既存クラブ室を解体撤去し、1階に給食施設、2階に第2体育館、3階に教室他を備えたRC造3階建、延約3500〜4000平方b規模の「新校舎」と、軽量S造平屋建、約350〜400平方b規模の「新クラブ室棟」を建設する。順調にいけば19年度当初予算に事業費を措置し、工事は19年度4〜5月頃にも発注を公告、電気・機械の設備を分離し、それぞれ一般競争入札となる見通し。
 できるだけ早期に給食を実施する観点から、守山中学校・守山北中学校・明富中学校―の3中学校についても21年度に3校同時に整備し、22年9月から給食を始める方針。いずれも敷地内で給食施設の別棟整備を検討しているが、今後各校について配置や動線の検討、学校との協議などを経て詳細を決定していく見通し。
 守山市の中学校全4校ではこれまで給食を実施しておらず、4校を合わせ約2600名強の生徒が弁当持参など。保護者の要望を受け16年度に外部検討会等で給食の実施についてや自校方式・給食センター方式など手法の検討を行い、給食を実施している市内の9小学校がすべて自校方式であるため、中学校の給食も自校方式で実施する方針をまとめ、先ごろ中学校給食実施検討支援業務(担当コンサル=玉野総合コンサルタント・大津市)において、自校方式・給食センター方式いずれの場合も想定し規模や事業費、運営体制、スケジュールなど各要素を精査。自校方式の導入を決めた。

提供:滋賀産業新聞