高松市は、塩江温泉郷の活性化と観光振興の一環として「高松市塩江奥の湯公園」に新たな温浴施設などを整備するため、基本設計業務をプロポーザル方式で公告、参加表明書などの提出を2月8日午後5時まで受け付ける。提案書などの提出期限は3月12日午後5時まで。契約金額は上限730万円(消費税・地方消費税を含む)。
応募資格は、同市の測量・建設コンサルタント業務等競争入札参加資格者名簿に登載されている、市内に本社・本店を有している法人(市内企業)、または、支社・支店などを有している法人など(準市内企業)、1級建築士事務所登録をしている者―など。
概要は、奥の湯温泉2号泉の温泉を利用し、設備などの設計は、環境への配慮も同温浴施設の価値となることを念頭に、エネルギー対策を考慮、省エネシステムなどの導入を行うなど、自然豊かな周辺環境を生かした魅力的な施設となる提案を求めている。
温浴施設のコンセプトは、子ども連れの家族などが、日常から離れた時間を過ごすことができる空間づくりを目指し、規模は大きくなくとも、既存の公園施設や周辺の地域資源と一体となって、塩江温泉郷の豊かな自然を体感できるとともに、インバウンドを含む観光客などに対して、塩江ならではの魅力を提供できるような施設。
建物は、温浴施設(露天風呂を含む構造、規模、配置を検討し、維持管理・運営面で持続可能な施設)、宿泊施設(3〜4人程度の1家族が宿泊できる施設2棟程度。家族風呂、トイレ・エアコン設置、バリアフリー対応)―など。
建設場所は、高松市塩江町上西甲地内。敷地面積は温浴施設が約585平方b、宿泊施設が約170平方b。
今後のスケジュールは、3月中旬に第1次(書類)選考、同月下旬に第2次(プレゼンテーション・ヒアリング)選考、3月下旬〜4月上旬に受託者(候補者)の決定および選定結果通知、4月中に契約を締結する予定。
提出先は、観光交流課観光エリア振興室「高松市塩江奥の湯公園温浴施設等基本設計業務委託」担当宛て持参または郵送(配達の記録が残る方法で期限内必着)。
提供:建通新聞社