トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2019/01/25

【大阪】寝屋川北部地下河川 城北立坑を早期発注で

 大阪府寝屋川水系改修工営所は、寝屋川北部地下河川の整備事業で、城北立坑の築造工事を2019年度早期発注案件として18年度内に発注する予定だ。工事規模は22億9000万円(WTO対象額)以上となり、工期は71カ月間を見込む。入札方式は総合評価方式技術提案型(標準)。同工事は大深度地下使用の初弾工事となる。
 城北立坑は、外径約35b、深さ約80bの規模を見込む。建設地は大阪市城東区関目2丁目。事業用地面積は約9500平方b。詳細設計は東京建設コンサルタント関西本社(大阪市北区)が担当。
 完成後は、同立坑をシールドマシンの発進基地として利用し、上流側の鶴見立坑(既設)に向けて地下河川(鶴見調節池)を掘り進める。その後、下流側のポンプ場(到達立坑)に向け掘進することになる。シールドマシンは泥水式を想定する。
 寝屋川北部地下河川は、鶴見立坑〜城北立坑間(内径9b、延長1778b、貯水量12万立方b=鶴見調節池)、城北立坑〜ポンプ場間(内径11・5b、延長2905b、貯水量30万立方b=都島調節池)の延長4684bが未整備で残っている。同区間については基本的に都市計画道路下(未整備部含む)の大深度を使用して施工する。
 大深度区間は、大阪内環状線(国道479号)から最下流部のポンプ場までの延長3549b(内径9b延長約643b、内径11・5b延長2905b)となる。
 鶴見調節池の詳細設計は日建技術コンサルタント(大阪市中央区)が担当。

提供:建通新聞社