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建設新聞社
2019/01/23
【東北・宮城】錦町公園や西公園等候補地に／仙台市音楽ホールの整備
仙台市が新設を計画している音楽ホールの整備に向けた検討懇話会（会長・本杉省三日本大学理工学部特任教授）の第５回が22日、仙台市のＴＫＰガーデンシティ仙台勾当台で開催された。今回の懇話会では、下部組織となる立地検討専門部会から検討候補地９カ所が提示されたほか、事業手法としてＰＰＰ／ＰＦＩ手法の導入を優先して検討することが示された。
音楽ホールは、「楽都仙台」を掲げ音楽分野の振興や音楽を介した魅力あるまちづくりに取り組んできた同市が、さらなる魅力の向上と復興のシンボルとして計画しているもの。これまで、２０１７年11月から検討懇話会を開催してきたほか、下部組織となる立地検討専門部会を立ち上げ検討を進めてきた。
現在、懇話会でまとめた施設規模は、建築面積９０００～１万１０００平方㍍程度、延べ２万７０００～３万平方㍍規模を必要面積とし、内部は約２０００席の大ホール、３００～５００席の小ホールなどで構成。また、舞台上部のフライタワーの高さについては最低高で舞台面から約34㍍、地表面から約35㍍を想定している。
建設候補地はまちづくりや回遊性などを踏まえ選定した▽青葉山交流広場▽青葉山公園▽西公園３カ所▽勾当台公園▽錦町公園▽民有地（非公表）２カ所―の計９カ所。専門部会からは、各候補地に関する意見や、立地場所選定にあたり目的・狙いの実現性や都心部将来像との整合性などの考慮すべき課題などが提示された。
また、事業手法については特殊性・専門性の高さを踏まえた設計・施工や経費の低減性、様々な条件における適切な整備などの観点からＰＰＰ／ＰＦＩ手法を優先して検討することが望ましいとする方針が示された。
これらを踏まえ懇話会からは、音楽ホール立地場所の選定に向けて回遊性などを踏まえた検討を市に求める意見が挙がった。
今後、これまでの検討結果をまとめた報告書の内容案について２月４日に開催する懇話会で議論。３月に報告書案を本杉会長が郡和子仙台市長に提出する。その後、市では、報告書案を踏まえ来年度以降に建設場所などについて決定し、基本構想の策定に着手したい考えだ。
◎各候補地の概要―▼候補地名①所有面積②用途地域（建ぺい率／容積率）等③アクセス④備考
▼青葉山交流広場①
市有地（一部東北大学所有地）約1万9,200㎡②第二種住居地域（60％／200％）、文教地区、高さ制限30ｍ（景観重点区域）③東西線・国際センター駅隣接④埋蔵文化財包蔵地
▼青葉山公園①
国有地（一部市有地）約42万1,000㎡（公園面積）②第二種中高層住居専用地域（60％／200％）、文教地区、高さ制限20ｍ（広瀬川条例）③東西線・国際センター駅から徒歩7分（600ｍ）④埋蔵文化財包蔵地
▼西公園（市民プール跡）①
市有地（一部国有地）約10万8,000㎡（公園面積）②第二種住居地域（60％／200％）、高さ制限20ｍ（広瀬川条例）③東西線・大町西公園駅から徒歩4分（350ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩14分（1.2km）、南北線・勾当台公園駅から徒歩13分（1.1km）④埋蔵文化財包蔵地、保存樹木有
▼西公園（市民図書館跡）①
市有地（一部国有地）約10万8,000㎡（公園面積）②第二種住居地域（60％／200％）、高さ制限40ｍ（景観重点区域）③東西線・大町西公園駅から徒歩4分（350ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩14分（1.2km）、南北線・勾当台公園駅から徒歩13分（1.1km）④埋蔵文化財包蔵地、保存樹木有
▼西公園（お花見広場）①
市有地（一部国有地）約10万8,000㎡（公園面積）② 第二種住居地域（60％／200％）、高さ制限40ｍ（景観重点区域）③東西線・大町西公園駅から徒歩3分（270ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩12分（950ｍ）、南北線・勾当台公園駅から徒歩13分（1.1km）④埋蔵文化財包蔵地、保存樹木有、保存樹木（臥竜梅）
▼勾当台公園（東側：いこいのゾーン）①
市有地（一部国有地）約1万4,200㎡②商業地域（80％／500％）、高さ制限60ｍ（緩和で80ｍ）③南北線・勾当台公園駅隣接、ＪＲ・仙台駅から徒歩15分（1.3km）④都市公園・都市計画公園の廃止が必要、保存樹木有
▼錦町公園①
市有地約1万7,400㎡②商業地域（80％／500％）、高さ制限80ｍ（緩和で制限なし）③南北線・勾当台公園駅から徒歩5分（450ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩5分（430ｍ）、ＪＲ・仙台駅から徒歩11分（950ｍ）④都市公園・都市計画公園の廃止が必要
※このほか民有地2カ所（再開発、購入）が候補地
提供：建設新聞社
音楽ホールは、「楽都仙台」を掲げ音楽分野の振興や音楽を介した魅力あるまちづくりに取り組んできた同市が、さらなる魅力の向上と復興のシンボルとして計画しているもの。これまで、２０１７年11月から検討懇話会を開催してきたほか、下部組織となる立地検討専門部会を立ち上げ検討を進めてきた。
現在、懇話会でまとめた施設規模は、建築面積９０００～１万１０００平方㍍程度、延べ２万７０００～３万平方㍍規模を必要面積とし、内部は約２０００席の大ホール、３００～５００席の小ホールなどで構成。また、舞台上部のフライタワーの高さについては最低高で舞台面から約34㍍、地表面から約35㍍を想定している。
建設候補地はまちづくりや回遊性などを踏まえ選定した▽青葉山交流広場▽青葉山公園▽西公園３カ所▽勾当台公園▽錦町公園▽民有地（非公表）２カ所―の計９カ所。専門部会からは、各候補地に関する意見や、立地場所選定にあたり目的・狙いの実現性や都心部将来像との整合性などの考慮すべき課題などが提示された。
また、事業手法については特殊性・専門性の高さを踏まえた設計・施工や経費の低減性、様々な条件における適切な整備などの観点からＰＰＰ／ＰＦＩ手法を優先して検討することが望ましいとする方針が示された。
これらを踏まえ懇話会からは、音楽ホール立地場所の選定に向けて回遊性などを踏まえた検討を市に求める意見が挙がった。
今後、これまでの検討結果をまとめた報告書の内容案について２月４日に開催する懇話会で議論。３月に報告書案を本杉会長が郡和子仙台市長に提出する。その後、市では、報告書案を踏まえ来年度以降に建設場所などについて決定し、基本構想の策定に着手したい考えだ。
◎各候補地の概要―▼候補地名①所有面積②用途地域（建ぺい率／容積率）等③アクセス④備考
▼青葉山交流広場①
市有地（一部東北大学所有地）約1万9,200㎡②第二種住居地域（60％／200％）、文教地区、高さ制限30ｍ（景観重点区域）③東西線・国際センター駅隣接④埋蔵文化財包蔵地
▼青葉山公園①
国有地（一部市有地）約42万1,000㎡（公園面積）②第二種中高層住居専用地域（60％／200％）、文教地区、高さ制限20ｍ（広瀬川条例）③東西線・国際センター駅から徒歩7分（600ｍ）④埋蔵文化財包蔵地
▼西公園（市民プール跡）①
市有地（一部国有地）約10万8,000㎡（公園面積）②第二種住居地域（60％／200％）、高さ制限20ｍ（広瀬川条例）③東西線・大町西公園駅から徒歩4分（350ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩14分（1.2km）、南北線・勾当台公園駅から徒歩13分（1.1km）④埋蔵文化財包蔵地、保存樹木有
▼西公園（市民図書館跡）①
市有地（一部国有地）約10万8,000㎡（公園面積）②第二種住居地域（60％／200％）、高さ制限40ｍ（景観重点区域）③東西線・大町西公園駅から徒歩4分（350ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩14分（1.2km）、南北線・勾当台公園駅から徒歩13分（1.1km）④埋蔵文化財包蔵地、保存樹木有
▼西公園（お花見広場）①
市有地（一部国有地）約10万8,000㎡（公園面積）② 第二種住居地域（60％／200％）、高さ制限40ｍ（景観重点区域）③東西線・大町西公園駅から徒歩3分（270ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩12分（950ｍ）、南北線・勾当台公園駅から徒歩13分（1.1km）④埋蔵文化財包蔵地、保存樹木有、保存樹木（臥竜梅）
▼勾当台公園（東側：いこいのゾーン）①
市有地（一部国有地）約1万4,200㎡②商業地域（80％／500％）、高さ制限60ｍ（緩和で80ｍ）③南北線・勾当台公園駅隣接、ＪＲ・仙台駅から徒歩15分（1.3km）④都市公園・都市計画公園の廃止が必要、保存樹木有
▼錦町公園①
市有地約1万7,400㎡②商業地域（80％／500％）、高さ制限80ｍ（緩和で制限なし）③南北線・勾当台公園駅から徒歩5分（450ｍ）、南北線・広瀬通駅から徒歩5分（430ｍ）、ＪＲ・仙台駅から徒歩11分（950ｍ）④都市公園・都市計画公園の廃止が必要
※このほか民有地2カ所（再開発、購入）が候補地
提供：建設新聞社
