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　富山県農林水産部は、南砺市小院瀬見外地内「県営農村地域防災減災事業野地地区野地溜池堤体改修工事」を、近く条件付き一般競争入札で公告する。
　南砺市野地地内の野地溜池は、堤高１７メートル、堤長８５メートル、貯水量７万７０００立方メートルのかんがい用アースダム。受益面積は１４・３ヘクタール。１９２６（大正１５年）年に築造され、漏水や遮水シート破損など老朽化が著しく、地震時の最小安全率が確保されていないため、堤体改修補強に取り組み、用水源の確保と災害の未然防止を図る。
　工事では、仮設道水路工や仮設道路工、伐木などをはじめ、１９年度に堤体盛立工を進める。工期は約２２カ月間。当初予算に債務負担行為８億１０００万円を設定した。
　設計はＮＴＣコンサルタンツが担当。