吉備中央町は、耐震基準を満たしていない加茂川庁舎の耐震対策について、12月までに整備計画をまとめる予定だったが、庁内での検討を継続することになった。2019年度当初予算案での整備費計上も見送られる見通し。
町は耐震補強とともに老朽化した現庁舎を大規模改修する案や近隣への移転新築案、近隣の町有施設への機能移転案などを検討していた。事業費の問題の他、7月豪雨で被災した道路や河川の復旧を優先するため、当面事業費の予算計上は難しい状況。引き続き庁内で調整を進め、2〜3年後をめどに事業化したい考え。
加茂川庁舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2010平方b。1972年完成のため老朽化が進んでいる。所在地は下加茂1073ノ1。
耐震診断は木村建築設計事務所(岡山市北区)が担当した。
「提供:建通新聞社」