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建通新聞社(東京)
2019/01/23

【東京】都 篠崎公園高台化、インフラ切回しなど検討着手

 東京都建設局は「篠崎公園高台化整備計画検討業務」をライフ計画事務所(江東区)に委託した。篠崎公園高台化に向けた取り組みの一環として、区域内のインフラの切り回しや供用施設の仮設計画などを検討し、段階的な整備を想定した計画を立案する。
 江戸川沿いに南北方向に広がる篠崎公園(全体計画面積86・8f)は、北側からスポーツコミュニティーゾーン、広場と遊びのゾーン、憩いの森ゾーンに区分し、これまでにスポーツコミュニティーゾーンと広場と遊びのゾーンの一部に野球場4面や小野球場2面、テニスコート8面、競技場、遊具広場、緑地、ドッグラン、バーベキュー場などを配置し、計30・2fを供用している。
 東日本大震災の発生後、都公園審議会が大規模な水害に備えて公園全域を高台化するとともに、既存のスポーツ施設を集約し、多目的広場や修景施設を配置する新たな整備計画を作成。これに基づき都は、国土交通省によるスーパー(高規格)堤防整備や江戸川区の土地区画整理と一体的に高台化を進める考え。
 今回委託した業務を通じ、区域北側の野球場などがある約18・2fと、篠崎第四小学校西側の約2・9fを対象に、高台化の際に支障となる上下水道施設や電力施設、ガス施設といったインフラ設備、供用している公園施設の現況を確認し、それらの切り回しや仮設計画の課題を検証して解決策をまとめる。そして、施工に適した段階的な工法を検討して整備計画を立案する。

提供:建通新聞社