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建通新聞社
2019/01/23

【大阪】夢洲整備へ58億円を予算要求 大阪市

 大阪市は、大阪万博やIRの会場となる夢洲地区について、2019年度に予定する土地造成・基盤整備事業の概要を明らかにした。19年度の事業費として総額約58億円を予算要求しており、土地造成工事を進める他、鉄道・幹線道路などアクセス関係の設計に着手する考えだ。
 土地造成関係では、19年度予算に万博会場の土地造成(30f)で33億円、IRに向けた用地造成で15億円をそれぞれ算定。IR用地の西側では、地盤高を周辺地盤の高さに嵩上げするため、購入土による盛り土を行う。
 アクセス関係では、鉄道南ルートとして、北港テクノポート線の(仮称)夢洲駅までのインフラ整備を予定。19年度予算に、検討調査(基本検討・環境調査)、詳細設計費として1億5600万円を要求している。幹線道路の改良に向けては、▽夢洲・舞洲幹線道路▽此花大橋▽夢舞大橋―の基本設計費として1500万円を要求。いずれも19年度の設計着手、21年度の工事着手を目指す。
 また、物流と観光の動線を分離するため、会場東側に高架道路を整備する。19年度予算には、整備に向けた基本・詳細設計費として2億8800万円を算定している。19年度に設計に着手し、20年度から道路部分の工事に入りたい考えだ。
 この他、下水道関係では、夢洲域内の管渠・抽水所整備、舞洲抽水所の増設、此花処理場の機能増強などを予定。19年度予算には、基本・詳細設計費として4億7800万円を要求しており、20年度中ごろからの工事着手を見込んでいる。
提供:建通新聞社