成田市企画政策部企画政策課は、2019〜21年度の3か年を計画期間とする成田市総合計画第4次実施計画「NARITAみらいプラン」をまとめた。計画期間内の事業費は総額1360億8473万円を見込む。主要事業では、(仮称)成田浄化センター整備事業、鉄道駅バリアフリー化推進事業、小中学校長寿命化改良事業、スポーツ広場等整備事業、JR・京成成田駅表参道口地区整備事業、JR成田駅西口市有地活用推進事業、学校跡地利活用事業などを進める。
成田浄化センターは、老朽化した施設の再整備に向けた取り組みを推進。来年度で基本計画を策定し、20年度で基本設計を実施する予定。本年度は、基本構想の策定支援業務をパシフィックコンサルタンツに委託している。
鉄道駅バリアフリー化推進事業は、来年度で鉄道事業者が整備する成田空港駅及び空港第2ビル駅のホームドアに対し補助を行い、鉄道駅のバリアフリー化を推進。
小中学校長寿命化改良事業は、来年度から2か年でで長寿命化計画を策定。21年度に実施設計を行い、多様な学習内容等に対応した機能的な教育環境を確保する。
スポーツ広場等整備事業は、来年度から2か年で遠山スポーツ広場拡張整備工事を実施。テニスコートや多目的広場等を増設する。
JR・京成成田駅表参道口地区整備事業は、京成成田駅表参道地区2・2haの再開発誘導地区で、まちづくり方針の検討や公共施設配置計画等に関する基本構想を策定する。
JR成田駅西口市有地活用推進事業は、JR成田駅西口周辺の市有地の有効活用及び駅利用者の利便性向上を図るため、PPP/PFIの民間活用等による土地の高度利用を推進。駅前にふさわしい施設を整備するとともに、エスカレーターの設置を含め、駅周辺のバリアフリー化を推進する。
学校の跡地利活用では、旧滑河及び高岡小学校の校舎を、文化財保存・展示施設として整備するとともに、体育館等を引き続き地区運動施設として活用。旧小御門小は民間事業者による利活用を推進する。
このほか、成田空港の更なる機能強化や、大学病院を核とした医療関連産業の集積等に伴う新たな開発需要および人口増加に適切に対応していくため、新たなまちづくりを戦略的に推進するほか、県の都市計画の見直しの基本方針に基づき、都市計画区域マスタープランの見直しを実施。来年度で見直し調査を行う。また、吉倉地区周辺の新たなまちづくり、新生成田市場の利用促進に向け、圏央道をはじめとする広域幹線道路と連携した、空港周辺の広域的な道路網の整備を推進。来年度で幹線道路網整備計画の見直しを実施し、20年度から同計画に基づいた整備を進める。
同計画の年度別事業費は19年度447億4692万円、20年度469億8772万円、21年度443億5008万円。また、施策別事業費は▽住環境246億7341万円▽保健・医療・福祉532億3164万円▽教育・文化302億3089万円▽空港・都市基盤95億2188万円▽産業振興83億2410万円▽自治体経営101億279万円。