日本工業経済新聞社(茨城)
2019/01/17
【茨城】笠間市が平町に多目的広場/来年度工事発注
笠間市は、畜産試験場跡地(平町地内)の隣接地に様々な世代が幅広い用途で利用できる多目的広場の整備を進めている。このほど潟~カミ(水戸市)で基本・実施設計に着手した。2020年度中の供用開始に向け、設計を19年10月ごろまでにまとめ、同年度中に多目的広場の本体工事および関連インフラの整備工事の着工を予定している。
市は、みどりの広場(平町1718、2・9ha)が利用終了したことや旧友部町地区の人口当たりの公園数が少ないことから、老若男女問わず様々な世代の利用者がスポーツ、イベント、休憩、健康など幅広い目的に使用できる多目的広場を整備する。
整備場所は、畜産試験場跡地に隣接する約3・1haの原野。17年度に基本方針、18年度に基本計画を策定。18年12月に基本・実施設計の指名競争入札を執行し、ミカミが3840万円(税抜き)で落札した。工期は19年10月31日に設定。
整備に着手するにあたり、全体の中心から東側約2haを初期段階整備区域として設定。内容は張芝、トイレ、東屋や駐車場の整備、遊具の設置などを想定しているが、19年度の工事では広場として利用できる最低限の整備にとどめる。供用開始後に住民の声を取り入れながら整備を進めていく方針だ。
広場の本体工事のほかに、進入路、雨水管などの関連インフラ整備も行う。主な内容は、進入路を南側に延長約400m、幅員8・5〜9・5m、北側に歩行者用進入路延長約250m、幅員4m。雨水排水路延長約830m、配水管延長約850m。
初期段階整備区域に含まない西側の敷地についても、イベントの際に駐車場として利用できる程度の整備を行う可能性がある。