江戸川区議会は、「新庁舎建設検討特別委員会」で庁舎の移転・新設に関する検討を進めており、2月6日に開催する委員会で調査概要報告書を取りまとめる方針だ。今後は、「江戸川区新庁舎建設基本構想・基本計画策定委員会」の区民委員らとともに具体的な計画を協議していく。
「新庁舎建設検討特別委員会」では、5回にわたり勉強会を開き、他の自治体の新庁舎建設に関する事例からコスト面や施設機能、建て替え手法などについて学んできた。この概要をまとめる予定だが、公表する予定はないという。
区役所新庁舎の建設候補地は、都営船堀4丁目アパート(船堀4ノ3ノ1他・敷地面積は約1万1000平方b)。現在は東京都が解体を進めており、7月末までに完了する予定だ。2018年11月に多田正見区長は、小池百合子都知事と面会した際、区役所新庁舎の建設候補地「船堀4丁目都有地」の取得意向を伝え、新庁舎の建設に向けた動きを加速していく方針を示している。
区の都市開発部は、18年12月に建設候補地の近隣地権者に4丁目アパートの解体工期や跡地が区役所新庁舎の建設候補地となっていることを説明。今後は、「江戸川区新庁舎建設基本構想・基本計画策定委員会」と並行し、都への建設候補地取得の働き掛けや、近隣地権者との協議などが行われていく。
提供:建通新聞社