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建通新聞社四国
2019/01/18

【高知】高知県教委 山田高などで耐力度調査

 高知県教育委員会は、山田高校本館、高知東工業高校本館、高知丸の内高校南舎、伊野商業高校本館を対象に長寿命化に向けた耐力度調査を山本設計(高知市)に委託した。期間は3月20日まで。調査結果に基づき2019年度以降設計を外注し改修内容を決める。
 対象施設の規模は、山田高校本館が鉄筋コンクリート造4階建て延べ3767平方b、高知東工業高校本館が同造4階建て延べ4242平方b、高知丸の内高校南舎が同造4階建て延べ4021平方b、伊野商業高校本館が同造3階建て延べ3556平方b。今回の業務では現地調査やコンクリートコア抜きにより、鉄筋の腐食度、鉄筋かぶり厚さ、中性化深さ、圧縮強度を調査。躯体の健全性について判定する。
 県立学校施設は、耐震化は全て完了したものの7割以上が築30年を経過しており、従来の建て替え中心の施設整備では多額の費用負担が発生する。そのため県教委では、予防保全的な改修を行い長寿命化を進めていく方針に転換し、18年度から10年間をメドに、築40年を超える109棟について優先順位を付け順次長寿命化改修を進める。今回耐力度調査を進める4施設に続き、19〜20年度もいくつかの施設で同様の調査を外注する見込み。体育館の非構造部材耐震化が完了する21年度以降、調査や設計、工事を本格的に進める。

提供:建通新聞社