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　阿南市は、阿南市立地適正化計画（素案）を公表した。１月31日までパブリックコメントを募集しており、その後、住民等の意見を踏まえて計画案を作成、２月に入り庁内に検討部会を設置、また外部委員を含む有識者会議を経て３月に都市計画審議会を開く。意見聴取後、３月中に都市計画決定し、４月上旬に公表する予定。
　２０１４年８月に国の改正都市再生特別措置法が施行され、今後見込まれる人口減少や少子高齢化を背景とした「ネットワーク型コンパクトシティー」の実現を目指して、阿南市は新たに立地適正化計画を定める。将来の都市構造、居住および都市機能に係る適正な誘導方針となり、計画目標年次はおおむね20年後の40年を見込んでいる。
　都市機能誘導区域はＪＲの阿南駅周辺（都市拠点１カ所）、羽ノ浦駅周辺、阿波中島駅周辺、見能林駅周辺、阿波橘駅周辺、橘町国道55号周辺（地域拠点５カ所）の計６カ所。立地適正化計画区域内で所定の誘導施設を有する建築物を新築、改築、用途変更して誘導施設を有する建築物を設ける場合、開発行為等に着手する30日前までに届け出する必要がある。
　居住誘導区域も同じ６カ所を含んださらに広い周辺エリアとなっており、３戸以上の住宅の開発や１０００平方�b以上の住宅開発、建築や用途変更を行い住宅等を開発する所定の要件となる場合、同じく30日前までに届け出する必要がある。
　この他、立地適正化計画素案では、集落拠点の設定や基幹的な交通誘導軸を定めている。
　パブリックコメントの提出先はまちづくり推進課。詳細は市ホームページ（http://www.city.anan.tokushima.jp/）参照。

提供：建通新聞社