岡山県土木部の2019年度当初予算要求額は一般会計が858億2645万円で、対前年度比38・4%増の大幅な伸び率となっている。
特別会計は、流域下水道事業が企業会計に移行するため、対前年度比47・5%減の75億4047万円。企業会計(下水道事業)は76億3626万円。
土木部の主な重点事業としては、民間の大規模建築物の耐震化支援をはじめ、外国人旅行者に対応するための道の駅のトイレリニューアル事業、下水道の持続可能な事業運営に向けた処理場の統廃合や維持管理業務の共同化、下水道と農業集落排水事業の統廃合などを進めえていく。
投資的経費は738億5520万円で対前年度比44・1%の増額。内訳は、補助事業では道路が125億4000万円(対前年度比12・1%増)、河川が75億8273万円(同110%増)、ダムが4億5710万円(同23・2%増)、砂防が30億5780万円(同20・3%増)、港湾が23億5440万円(同5・8%増)、都市計画が5億3474万円(同7・4%減)、住宅が5億0617万円(同6%減)、単県事業では47億1000万円(同1・7%増)、単独事業では75億3990万円(同4・7%増)、維持修繕事業では65億2236万円(同4・6%増)を計上。また、直轄負担金は138億0486万円(同59・5%増)、災害関係は142億4512万円(同306・8%増)となっている。
主な建設関連事業の予算要求額は次の通り(単位:万円)。
▽道路整備(国道374号、国道313号)=13億3350▽地方道路整備(改築17路線、橋梁補修28路線、交通安全33路線、災害防除31路線、道の駅など)=110億3850▽広域河川改修(22河川)=39億5487▽河川激甚災害対策特別緊急(砂川、末政川、高馬川、真谷川)=19億1800▽高潮対策(4海岸)=9億8780▽堰堤改良(千屋、高瀬川、湯原、旭川ダム)=3億9395▽砂防関係(砂防40カ所、地すべり対策9カ所、急傾斜地崩壊対策17カ所など)=30億5780▽港湾改修(4港)=3億6038▽高潮対策(7港湾)=12億6200▽地方道路整備(街路2路線)=3億7696▽県総合グランド・倉敷スポーツ公園改修=1億5778▽住宅ストック改善=5億0617▽単県公共土木=47億1000▽交差点改良(14カ所)=1億6490▽地方特定道路整備(69路線)=49億1526▽生き活き道路整備(地域間交通網、中山間地域道路、美作岡山間道路など)=11億2040▽単県河川改修=11億3100▽道路維持修繕=46億1622▽単県舗装補修=5億1025▽橋梁維持修繕=2億3428▽河川維持修繕=4億6212▽港湾維持補修=3億1630▽県営住宅維持補修=3億2641▽国直轄道路事業負担金=44億5000▽国直轄河川事業負担金=56億5490▽国直轄港湾事業負担金=33億3450▽国直轄災害復旧事業負担金=3億6546▽河川災害復旧関連緊急事業(高梁川)=7億9370▽河川等災害関連事業=3億3315▽公共災害土木復旧=129億6827▽玉島地区造成(工業用地整備)=3億7600▽笠岡地区造成(整地、道路舗装など)=1億0626▽流域下水道事業(建設改良費)=12億6068
「提供:建通新聞社」