東京都住宅供給公社は、一般賃貸住宅再編の一環として建て替えるコーシャハイム大蔵(世田谷区)について、第1期事業の5棟・381戸の整備工事に2019年度に着手する。今後、8月の着工に向けて工事発注などの準備を進めていく方針だ。
大蔵住宅(世田谷区大蔵3ノ1他、敷地面積約11f)は都住供が1959年から63年にかけて建設した大規模団地。鉄筋コンクリート造5階建ての住棟を中心とする30棟(1264戸)で構成し、集会所や公園なども配置している。完成から50年以上が経過して老朽化しているため、地域のまちづくり方針を踏まえつつ段階的に建て替える考え。
16年度に事業化した第1期事業ではBとCの二つの街区に5棟計381戸の住宅を建設する。建物規模は▽B街区東棟・鉄筋コンクリート造9階建て延べ3776平方b(64戸)▽B街区西棟・同造9階建て延べ5168平方b(94戸)▽B街区南棟・同造9階建て延べ9039平方b(141戸)▽C―1街区南棟・同造5階建て延べ2998平方b(56戸)▽C―1街区北棟・同造5階建て延べ1886平方b(26戸)―。
いずれも8月に着工し、21年8月末の完成を目指す。
設計業務は安井建築設計事務所(千代田区)が担当している。
都住供では第1期事業の進展を踏まえながら第2期以降の事業内容や施工時期についての検討を進めていく。
提供:建通新聞社