横浜市は緑区の十日市場センター地区・22街区に子育て向け住宅や教育支援機能(塾、生涯学習施設、コミュニティーライブラリーなど)を整備する事業者の公募手続きを始める。企画提案方式を採用し、戸数や形態などを含めてプランを募る方針だ。事業者に土地を売却するもようで、2月1日に公募要項を発表して土地処分方法などの詳細を明らかにする。2月14・15日に説明会(参加申込期間1月21日〜2月12日)を開いた後、6月28日まで提案資料を受け付けるなどして8月の事業予定者決定を目指す。2021年度の着工、22年春の入居開始を想定している。
十日市場センター地区・22街区は緑区十日市場町1481ノ20他にある面積1万1444平方bの市有地。第1種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率150%)と準住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)に指定され、地区計画の網もかかっている。
建築局が17年度に都市環境研究所(東京都文京区)への業務委託を通じて公募要項の骨子を検討。また、有識者会議(委員長・岩村和夫東京都市大学名誉教授)で公募要項の中身を練っていた。
隣接する20街区(約1・47f、売却)、21街区(約0・85f、定期借地)を合わせた3街区約3・5fを対象とする「持続可能な住宅地推進モデルプロジェクト」の一環。先行して15年度に20街区と21街区の事業者を東京急行電鉄・東急不動産・NTT都市開発の共同企業体に決め、17年度から311戸の多世代向け分譲住宅や181戸のサービス付き高齢者向け住宅などの整備が進められていた。今春に21街区、今秋に20街区の入居が始まるという。
提供:建通新聞社