中種子町は、2019年度から10年間の投資・財政計画などを盛り込んだ水道事業経営戦略を策定した。向こう5カ年(19〜23年度)の建設改良費として約18億円を試算し、老朽管の更新・耐震化や浄水場の耐震化を推進。投資のピークは21年度となる見通しだ。
投資計画による建設改良費(資本的支出)は、19年度1億2057万円、20年度5億5615万円、21年度8億3230万円、22年度1億6418万円、23年度1億3359万円と推移。19年度までに口径の大きい配水管の更新を優先して進め、20年度以降は浄水場の耐震化や残りの石綿管の更新・耐震化を図る。
施設の現況は、浄水場5カ所、配水池20カ所。管路の総延長は26万7307mとなっており、更新延長は18年度(見込み)2215m、19年度は1298mを計画している。
今後の投資に当たっては、人口減に伴う水需要の減少予測に基づいて施設規模の見直しを検討。施設・設備は、耐久性・経済性に優れた資材を採用し、長寿命化に努める方針だ。
経営戦略は5年後に見直しを行う。