鹿児島市は、中央卸売市場魚類市場の再整備を進めている。市場棟の2期に向け、既存施設解体の発注を手続き中。新施設は解体の工期が9月30日までに設定されていることから、着工は2019年度の下半期になるもよう。建物規模は約1万700uで1期と同様の発注形態が見込まれており、20年度の完成を目指す。
新市場棟は、1階が温度管理が可能で衛生管理機能が高い閉鎖型市場施設。トラックからの搬入が容易な高床式卸売場も採用する。2階には一般者が料理教室等として利用できる多目的室や憩いの広場、事務所などを配置し、屋上は駐車場となる。
建物規模はRC造2階建約2万2000u。1期分として、1万1504.86uが18年7月に完成。現在、既存施設解体に向け、一般競争入札1件と指名競争入札1件の計2件で準備を進めている。
設計業務は安井建築設計事務所・畠中設計・共栄設備設計事務所JVが担当。1期は市内業者による建築が4社JV、電気設備と空気調和設備、給排水衛生設備の設備関連は2社JVで施工が行われた。