大阪府は、箕面森町にある大規模な3カ所の土地を有効活用するため、民間事業者らを対象にサウンディング型市場調査を実施する。調査結果を踏まえ、事業化が可能なものについては、2020年度以降に具体化を進めていく方針だ。3月15日まで事前申請を受け付け、1月7日〜3月20日に対話を実施。3月下旬に結果を公表する予定だ。
対象となるのは、事業実施の意向のある民間事業者、NPO法人など。対象箇所は▽環境活用ゾーン(箕面市下止々呂美)▽里山(同市森町北1〜2)▽オオタカ保全地(同市下止々呂美)―の3カ所。
環境活用ゾーンの敷地面積は約24〜26f。箕面森町の第3区域南西部に位置し、新名神高速道路などの建設発生土を谷地に埋めてできた平坦地と山林部で構成する。ここでは環境を活用したフィールドアスレチックなどのレジャー施設、ビオトープ、カフェなどの提案を求める。
里山の敷地面積は約20f。箕面森町の第1区域北西部に位置し、オオタカの採餌、巣材採取の場として長期的な環境保全が求められている。ここでは自然環境を生かした活用方法の提案を求める。
オオタカ保全地の敷地面積は約24・5f。箕面森町の第3区域北東部に位置。オオタカの営巣が確認されて以来、生息環境を維持、保全するための取り組みを行っている。生息環境を保全しながらの提案を求める。環境活用ゾーンや里山との一体活用を含めた提案も可能となっている。
府では、参加任意の事前説明会を1月22日、現地見学会を同月24日(いずれも参加受付は1月18日まで)に開く。
提供:建通新聞社