神奈川県は、サービス付き高齢者向け住宅の供給目標として、1万9000戸(2028年度までの累計)を設定する。改定作業中の「神奈川県高齢者居住安定確保計画」の素案に盛り込んだもの。高齢者施設については、特別養護老人ホーム3万9697人、有料老人ホーム等4万0802人などとした(いずれも20年度までの定員数)。
改定計画は、19年度から28年度までを期間とし、高齢者向け賃貸住宅の供給目標などを示す。また、住宅セーフティネット法の改正施行を踏まえた施策なども加える。
住宅・施設の供給目標のうち、サービス付き高齢者向け住宅は累計1万9000戸(18年3月末現在の戸数は1万1975戸)。
高齢者施設の整備については、「かながわ高齢者保健福祉計画」による目標とした。20年度までの定員数は、▽特別養護老人ホーム3万9697人▽特定施設(有料老人ホーム等4万0802人▽認知症高齢者グループホーム1万4337人▽軽費老人ホーム2135人▽養護老人ホーム1350人―となる。
改正住宅セーフティネット法への対応では、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録や、要配慮者の居住支援などを行っていく。
計画はパブリックコメントや、市町村との法定協議などを経た3月に正式決定する見通し。
提供:建通新聞社