熱海市と神奈川県湯河原町、真鶴町の3市町は県境をまたいだ広域行政によるし尿処理を行う。12月に熱海・湯河原広域行政推進協議会が開かれ3市町が合意した。今後、協定を締結して共同処理のための整備や準備を進めていく。
現在、熱海市のし尿処理は、老朽化が進む泉の大黒崎し尿管理センターで行っている。湯河原町と真鶴町のし尿は真鶴港近くに貯留して足柄上衛生組合に処理を委託してきた。熱海市と湯河原町は長年にわたり新施設建設などの共同処理を検討してきた。
新しい処理法は熱海市内の清掃工場と下水処理場を活用する方針で、計画によると湯河原・真鶴の2町のし尿を熱海市の姫の沢にある工場に運び、新設する施設でゴミを取るなどの前処理をした後に、熱海港の下水処理施設に運んで下水とともに処理する。
提供:建通新聞社
(2019/1/16)
建通新聞社 静岡支社