四万十市は、食肉センターの建て替えについて、12月25日に開いた整備検討委員会の中で基本計画案を承認した。今後は周辺市町村などの関係行政機関へ説明し、2018年度内に基本計画をまとめる予定。引き続き19年度は基本設計などへ着手する見通しだ。
基本計画案では施設規模を3階建て延べ7300平方bとし、総事業費は約53億円を見込んでいる。稼働時期は23年度を予定している。
既存施設(延べ3566平方b)は1967年から稼働しており、手狭で老朽化も著しく、現在の基準に対応していない部分がある。このため現在の駐車場として利用している敷地を中心に新施設を建設する計画。施設概要は、けい留施設、と畜解体・内臓処理施設、懸肉施設、冷蔵冷凍施設、部分肉加工施設、給排水施設、衛生管理施設、環境保全施設で、1日当たりの処理能力は豚換算で700頭。HACCP対応可能な施設と設備を予定している。基本計画策定は東洋技研(高知市)が担当。
所在地は不破出来島。
提供:建通新聞社