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　滋賀県北部流域下水道事務所（彦根市松原町）は、新規に管渠整備を予定する彦根南第二幹線について、今年度事業で下流区間の彦富本庄工区Ｌ3360�bの管渠設計（詳細設計）に取り組み、次年度からの工事着手を目指す。
　同事務所では、近く担当コンサルを決め（1月22日入札）、今年度内の完了を目途に管渠整備に係わる設計業務を進めていく方針。
　彦根南幹線の管渠整備は、18年度に事業計画変更により全体計画区間Ｌ7200�bを、彦根市金沢町から下岡部町地先までのＬ1500�b（彦根南幹線）と、彦根市彦富町から新海町地先までのＬ5700�b（彦根南第二幹線・新設）に分離。
　彦根南幹線については、全体区間の圧送管施設を暫定整備し供用中で、今後は圧送管の2条化の整備を推進。一方、彦根南第二幹線については、今年度に全体区間の測量・地質調査と下流区間の詳細設計を行い、19年度から工事着手、25年度の全線供用を目指す。
　今回の管渠設計業務では、彦根南第二幹線Ｌ5700�bの内、下流区間となる彦富本庄工区Ｌ3360�bの詳細設計（内径1200�_未満で開削工法、工区数は3工区）に取り組む。
　また、彦根南第二幹線については、全体区間Ｌ5700�bの汚水を多段圧送により既設の愛東西幹線へ送る計画で、彦富本庄工区は長距離の圧送となることから硫化水素対策工が必要となり、空気注入による抑制対策（硫化水素抑制対策工事一式）を予定。
　なお、今年現在では、下水道の硫化水素対策用空気注入設備は販売されていないため、今回の管渠設計業務では制作に必要な設計も併せて行い、別途発注工事において設備の製作を行う計画。

提供：滋賀産業新聞