愛媛県は、大洲土木事務所が入居する大洲庁舎建て替えに伴う設計をシアテック(新居浜市)に委託した。今後、設計を行い2019・20年度で建設、21年7月の完成を目指す。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2520平方bの庁舎棟と同造3階建て延べ324平方bの車庫棟(書庫・車庫)。CLT(直交集成板)活用も検討される。
既存の大洲土木事務所は、1965年3月竣工の施設で、12年度に耐震診断を実施した結果、耐震性を満たしていないとされる他、築53年と鉄筋コンクリート構造物の耐用年数も超えていることから現地で建て替えることとなった。
また、18年7月の西日本豪雨では既存庁舎が床下浸水するなど被災したため、浸水対策として新施設では1階部分を駐車場、2・3階を執務室として活用する。同施設には土木事務所の他、農林水産部関係の農業指導班や森林林業振興班も入居しており、新施設にも入居する。
既存施設規模は本館が鉄筋コンクリート造3階一部塔屋付き4階建て延べ1688平方bと鉄骨造平屋と2階建て総延べ788平方bの車庫と倉庫からなり、今回委託した設計には既存施設の解体設計も含まれる。敷地は2654平方b。 場所は大洲市田口甲425ノ1。
提供:建通新聞社