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建通新聞社四国
2019/01/11

【高知】高知県 公立小中普通教室の空調設置率30%

 高知県内の公立小中学校普通教室の空調(冷房)設置率は30・7%で、全国平均(58・0%)を大きく下回っていることが文部科学省の調べで分かった。国が2018年度補正予算限りで創設した臨時特例交付金に加え、県も市町村負担額の4分の1以内を支援する制度を創設、19年度末までの設置を後押しする構え。
 文科省が9月1日現在でまとめた調査結果によると、高知県内公立小中学校の普通教室2676室中、空調設置済みなのは822室で設置率30・7%。全国と比べ設置が進んでいない状況だ。このうち設置率17%の高知市は、全ての普通教室に空調を設置するため、設計施工一括方式の公募型プロポーザルを公告中、2月に事業者を決める。この他、多くの市町村でも12月補正に設計費や工事費を計上している。なお、特別教室は3277室中1142室に設置で、設置率34・8%。
 公立幼稚園では、保育室が59室中58室に設置で設置率98・3%、保育室以外の諸室が27室中26室設置で設置率98・3%。合計設置率97・7%は全国1位。
 公立高校では、普通教室が設置率100%、特別教室が1533室中876室設置で設置率57・1%。合計設置率は67・6%。
 特別支援学校では、普通教室が219室中218室設置で設置率99・5%、特別教室が219室中194室設置で設置率88・6%。合計設置率は94・1%。
 体育館では、小中学校が314室中ゼロ、高校が102室中3室設置で設置率2・9%、特別支援学校が11室中3室設置で設置率27・3%。

提供:建通新聞社