千葉市は、今月8日に新庁舎整備工事の総合評価落札方式一般競争入札(WTO案件)を開札。入札には大成・鵜沢JVと竹中・新日本JVが参加し、大成・鵜沢JVが予定価格256億6100万円(消費税抜き)に対し230億9500万円で落札した。工期は契約締結日(3月中旬予定)の翌日から2025年11月28日まで。調査基準価格は192億4575万円(同)だった。
同事業は、実施設計と工事を一括して発注するデザインビルド方式による。工事の範囲は、施工業務(先行解体工事等、新庁舎建設工事等、外構工事等)及び、それに伴う設計と工事監理業務。
新庁舎の建設場所は、現本庁舎敷地内(中央区千葉港1―1、3万9680・95u)のうち約2万9000u。基本設計段階の新庁舎の規模はS造(基礎免震)地上11階(低層棟は地上7階)建て、建築面積6776・44u、延べ4万9399・12u(容積対象4万7488・84u)、高さ約53m(低層棟は約32m)。
また、モノレール連絡通路、屋根付き身障者駐車場、倉庫・密閉型車庫、屋根付き公用車車庫、屋根付き駐輪場2棟(自転車50台+230台)、屋根付きバイク置き場2棟(バイク10台+72台)などの付属施設は、いずれもS造平屋建てで、建築面積の合計が1904・61u、延べ床面積の合計は1885・91u(容積対象669・45u)。
付属施設を含めた建物の合計規模は、建築面積8681・05u、延べ5万1285・03u(容積対象4万8158・29u)。駐車場は平面で482台(来庁者用302台、公用車用180台)を確保する。
基本設計は、久米設計・隈研吾建築都市設計JVが担当した。