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日本工業経済新聞社(埼玉)
2019/01/08

【埼玉】さいたま市は8日から市長査定へ

 清水勇人さいたま市長は7日に開いた年頭記者会見で2019年度予算編成方針、今年の抱負・漢字を述べた。注目となる来年度予算は8日から市長査定を開始する。高品質市役所へ転換するため、交通の要衝・災害に強い・教育環境・健康などの分野に力を入れた編成方針となる。特に市成長加速化戦略やしあわせ倍増プランなどに盛り込まれている施策を着実に実行することで東日本の中枢として持続的な発展を目指す。
  市長査定に関しては9日、報道機関に一部公開する。公開事業は▽大宮駅グランドセントラルステーション(GCS)化構想推進事業▽脱炭素型地域交通モデル構築事業▽(仮称)E−KIZUNAグローバルサミット開催検討事業−−。GCS推進事業は大宮駅の機能高度化、駅前広場などの交通基盤整備及び駅周辺のまちづくりの事業化を目指し、個別の整備計画などの検討を行うための取組について説明予定となっている。
  今年の抱負については持続可能な発展を続けていくため、市の強みを生かしながら事業を着実に前に進める考え。特に子育て・教育・まちづくり・東日本中枢・CS90運動などの分野に力を入れる。
  また今年は「充」の漢字を掲げた。「充」は「充ちる」「充たす」「充てる」の意味。CS90運動が19年度に達成年度を迎えるため、市民満足度90%達成を目指し、必要なこと進めるべきことをしっかり取り組む決意を示した。