2月11日に閉店するイトーヨーカドー丸大長岡店の土地・建物を、ダイア建設新潟ら5社の企業グループが購入したことが、8日分かった。当面はスーパーなどを誘致し既存ビルを活用する方針で、将来的な再開発も視野に入れている。
グループの構成企業はダイア建設新潟と大和地所、中越興業のグループ企業2社、不動産業のフェイズ(長岡市)の計5社。土地は5社共同、建物はダイア建設と大和地所の2社が所有権を持つ契約という。閉店決定後に複数の企業による入札が行われ、最高額を提示した同グループに落札が決まった。ダイア建設新潟によると「これからテナントの誘致交渉を行い具体化を進めていく。将来的なビルの再開発も視野に入れている」と話している。
同店(長岡市城内町2丁目3−12)は地上7階地下1階建て、店舗面積が1万3000平方メートル。88年10月に竣工した。イトーヨーカドーの子会社である丸大が運営している。地下1階に食品売場を置き、1−6階にファッションや生活用品などの専門店、7階に飲食が入る総合スーパーとして長年親しまれてきた。長岡駅前の中心市街地にあり、閉店による地域経済への影響が懸念されることから、動向が注目されていた。県内店舗は柏崎店が18年8月に閉店、直江津店も19年の閉店が予定される。