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北陸工業新聞社
2019/01/09

【富山】県立大新棟で大幅アップ/12月の前払金保証取扱高/東日本保証富山 

 東日本建設業保証富山支店は、18年12月分の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 それによると、件数は140件で前年度同月比16・2%減、請負金額は66億4700万円で同41・0%増。請負金額は、富山県立大学新棟新築工事における今年度継続分の保証額(30億7700万円)が全体を押し上げ、2カ月ぶりの大幅アップを示した。
 発注者別の請負金額を見ると、国は同35・1%増。北陸地方整備局富山河川国道事務所で、2億円前後の災害復旧工事4件の保証があり増加したものの、昨年同期に同局本官契約の「砺波東バイパスいかるぎの大橋上部その2工事」(保証額3億円)の保証があった反動から、局全体では2億円増にとどまった。
 県は同53・5%の大幅増。主な要因は、県立大学新棟新築工事(全体契約額54億5400万円)の今年度保証分。一方で、昨年同期に「神通川左岸流域下水道神通川左岸浄化センター水処理施設(11/14系列)土木工事」(昨年度保証額3・7億円)、「利田高架橋上部工工事」(同1・5億円)の大型保証があった土木部では、7億円のダウンとなった。
 市町村は同10・1%の増加。魚津市で「住吉・上中島・松倉統合小学校木造校舎新築事業西棟等建築主体工事」(契約額3・1億円)の保証があり、2億円増えた。
 一方、累計は件数が同3・5%減の2691件、請負金額が同1・8%増の905億7700万円。過去10カ年の推移は件数、請負金額ともに下から2番目の状況。
 内訳を見ると、増加は小矢部市32億円、富山市31億円、県その他30億円、県土木部と朝日町が各7億円、砺波市6億円。減少は北陸地方整備局16億円、富山産業展示館15億円、富山大学11億円、日本下水道事業団9億円、北陸農政局とネクスコ中日本が各8億円。
 市町村別の累計前払金保証取扱高は、富山市が132億円余でトップ。射水市51億円余、小矢部市43億円余、高岡市40億円余と続いた。
 工事場所別の保証取扱高累計では、高岡土木管内で増加、富山土木と立山土木管内で微増、砺波土木と新川土木管内で減少、入善土木管内で微減となっている。
 累計の中間前払金保証取扱件数は、県土木部が28件で最多。富山市と県農林水産部が各17件、北陸地方整備局が7件。

hokuriku