北海道建設新聞社
2019/01/09
【北海道】大林らJV落札、497億円 道新幹線札樽トンネル札幌工区
鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局は8日、低入札のため保留としていた北海道新幹線札樽トンネル札幌工区の落札者を大林組・東亜建設工業・大本組・みらい建設工業・丸彦渡辺建設共同体に決めた。落札額は497億円(税抜き)だった。(開札結果6面に)
同工区の入札は、総合評価方式による条件付き一般競争で昨年12月7日に開札したが、低入札価格調査のため保留となっていた。
北海道新幹線新小樽―札幌間に開削する札樽トンネルは、総延長2万6230mで計画している。このうち、今回落札者が決まった札幌工区は、密閉シールド工法により札幌市街地の地下に施工する。延長は、山岳トンネル部である富丘工区との接続点からJR桑園駅を過ぎた辺りまでの、距離更正を含めた本坑実延長で8412m。このほか、札幌市手稲区西宮の沢で、ニューマチックケーソン工法により発進立て坑も整備する。工期は91カ月間となる。
5共同体が応札。落札者以外の参加者は奥村・三井住友・TSUCHIYA・中山・山田共同体、鹿島・鉄建・りんかい日産・勇・吉本共同体、清水・竹中土木・鴻池・岩倉・西江共同体、大成・大豊・岩田地崎・伊藤・堀松共同体だった。