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建設新聞社
2019/01/08

【東北・宮城】191億余で三菱重工環境・化学エンジニアリング・佐藤工業・古川土地JVが落札/大崎地域広域行政事務組合の西地区熱回収施設整備事業

 宮城県の大崎地域広域行政事務組合は、大崎市に建設する西地区熱回収施設の事業者を決めるため、昨年12月27日に総合評価落札方式一般競争入札を行った結果、191億9500万円(設計・建設工事費118億5100万円、運営業務費73億4400万円)で三菱重工環境・化学エンジニアリング・佐藤工業・古川土地JVが落札した。総合評価点は81・10点(非価格要素点41・11+価格点39・99)。近く基本協定の締結を行い、事業契約の締結は5月を予定している。
 入札には落札者のほか、JFEエンジニアリング・西松建設・村田工務所JV、神鋼環境ソリューション・三井住友建設・藤山工務店JV、日立造船・大豊建設・丸か建設JVが参加。予定価格は215億6786万8000円だった。
 本事業は、宮城県大崎市に熱回収施設を整備するもので、発注方式はDBO方式とし、設計・施工・運営管理(20年間)を行う。
 西地区熱回収施設整備は、一般廃棄物処理計画に基づき老朽化が著しい大崎広域中央クリーンセンターと大崎広域西部玉造クリーンセンター、現在休止中の大崎広域加美クリーンセンターの3施設を統合し、新たに移転整備をする計画。
 建設地は大崎市古川桜ノ目新高谷地地内の敷地約1万3600平方b。処理対象物は可燃ごみと可燃粗大ごみなどで、処理方式は全連続運転式燃焼式ストーカ炉を採用、処理能力は140d/日を見込む。施設は、管理諸室、計量棟、洗車棟、駐車場、構内道路、燃料貯蔵所などを設ける。
 工期は本体工事が22年3月末、既存施設の解体工事が22年4月〜24年3月末まで。運営期間は22年4月〜42年3月末の20年間としている。
 なお、同施設発注に関するアドバイザリー業務は八千代エンジニヤリングが担当した。

 提供:建設新聞社