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建通新聞社四国
2019/01/08

【愛媛】東温市 19年度に造成着手 新工業団地整備

 東温市は、新たな工業団地を田窪地区に整備する計画で、造成および区画道路新設を2019年度から2カ年で行う。市土地開発公社が主体となり整備と分譲を進め、21年度の引き渡しを目標とする。
 市では新工業団地の整備に当たり、松山広域都市計画の変更と地区計画の決定といった都市計画手続きを進める。今後は、公述の申し出があれば公聴会を1月18日に開き、2月中旬に都市計画案の縦覧、3月中旬に市都市計画審議会、5月上旬ごろ県知事の同意を経て、同時期にも都市計画決定が見込まれる。
 田窪工業団地は施工面積約8・3f。松山市中心部からは南東へ約13・5`、松山自動車道川内インターチェンジ(IC)からは西へ約3・4`の距離に位置する。隣接地では東温スマートICが18年に連結許可を受け、23年の供用開始に向け事業着手されている。
 地区計画には、こうした広域道路網の整備による交通利便性の向上および土地利用の増進、工業団地の機能整備などが盛り込まれる見通し。地区内の施設は、区画道路1号から同6号まで6路線と公園(面積約2500平方b)が新設される。
 新工業団地への進出企業は製造業、運送業、卸売業などが想定され、市では周辺への環境配慮の観点から誘致企業と個別に公害防止協定を締結する方針。
 全国的に人口減少が地方都市の大きな課題となる中、東温市では新たな工業団地の整備計画を進め、地域経済の活性化と雇用創出を促し、経済基盤の強化を図る考えでいる。

提供:建通新聞社