四万十市は、文化複合施設(仮称)のパブリックコメント実施に伴い、施設の基本計画(素案)を公表した。整備手法は設計・建設・維持管理・運営を個別に発注する従来方式、地方自治体が資金調達を負担し設計・建設・維持管理運営を民間に委託するDBO方式、設計と施工を一括発注するDB方式のいずれかとし、概算建設費は約49億円としている。本体工事の着手は2021年度を見込む。
新施設全体の規模は6550平方bを想定している。老朽化した文化センター、中央公民館、働く婦人の家を集約し、また高知県農業協同組合幡多地区の本館と合わせて一体的な整備を行う。建設予定地は右山五月町のJA高知はた本所敷地で、面積は約6200平方b。新施設にはホール、小ホール、リハーサル室、スタジオ、展示施設、事務室などを設ける予定。整備手順については、先行して中央公民館を解体し、跡地に物販を行うJAグリーンはた中村店を移設する予定で、その後文化複合施設などの本体工事に取り掛かる計画。
提供:建通新聞社