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北陸工業新聞社
2019/01/07

【福井】福井発の妙案建築士法一部改正に結実/福井建築年賀会2019で歌門敬二士会長が強調/見谷貞次工業会長の先見性たたえ/建築士試験合格へ若手に道広げ、展望拓く 

 毎年恒例、県内建築界の一大イベント『福井建築年賀会』が4日盛大に開催された。関連団体や行政、企業関係者ら約550人が参加し、新春をともに寿ぎ、さらなる飛躍へ決意を新たにした。
 会場は、例年どおり福井市田原町のフェニックス・プラザで。
 年頭の挨拶は、主催する建築6団体のうちの当番団体、福井県建築士会の歌門敬二会長が務めた。昨年の福井しあわせ元気国体の大成功などを振り返るなか、当業界における若手建築士が年々減少する懸案課題も指摘。その上で、昨年末に建築士法の一部改正が成立し、減少傾向の歯止めへ大きな可能性をひらく朗報を紹介。実は「その発端は、私たちの仲間である見谷貞次福井県建築工業会長のウルトラEと言っても過言ではない大活躍のお陰」と率直に称賛。地元選出の国会議員各位の力添えにも心から敬意を表した。学卒後すぐの建築士試験合格を可能とする改正内容で、若手人材の確保に弾みがつくものと関係者の期待は大きい。
 来賓の西川一誠県知事も祝辞中、画期的な制度改善に至った経緯を踏まえて「見谷会長のように、地方からでも良いことはドンドン発信(提案)すれば、国を動かすことも十分に可能だ」などと、先見性と意欲的な姿勢を高く評価した。
 東村新一福井市長(代理)や山崎正昭参議院議員、山本文雄県議会議長らも次々、来賓祝辞を送った。まちづくりに果たす建築界の大きな役割を強調し、参加者全員のますますの活躍を祈念した。
 この福井建築年賀会は、今回で通算37回目を迎えた。新年の門出を祝し、会員相互の親睦交歓を促進。会員間の年賀会礼も省略して、儀礼の簡素化を図ることを目的として毎年開催されている。

 主催6団体
■福井県建築工業会 会長 
見谷貞次
■福井県建専連 会長
吉田勝二
■福井県建築士事務所協会 会長
木下賀之
■福井県建築設計監理協会 理事長
木村憲一
■福井県建築士会 会長
歌門敬二
■福井県建築住宅センター 理事長
松本正輝

協賛団体
■福井県建設業協会 会長
坂川進
■福井県建築組合連合会 会長
林和夫
■福井県木材組合連合会 会長
谷崎信雄
■福井県電業協会 会長
伊藤仁一郎
■福井県管工事設備工業協会 会長
酒井修
■日本建築家協会北陸支部福井地域会 会長
出田吏市
■福井県設備設計事務所協会 会長
松山憲雄

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