日本工業経済新聞社(茨城)
2018/12/28
【茨城】潮来市がバスターミナル再整備/3カ年で6億円投入
潮来市は2019年度から3カ年で水郷バスターミナルを再整備する計画だ。来年度からバスターミナルの駐車場や情報棟新築工事に向けた詳細設計に取り掛かるほか、駐車場拡張部分の用地を取得が順調に進めば工事も予定している。20年度は情報棟の新築工事、21年度にはロータリー部の整備などを実施する方針で、概算事業費には6億円を見込んでいる。
02年に延方地内に整備された同施設は一般用235台、送迎用5台、身障者用2台の計242台収容可能な平面駐車場のほか、情報案内室(待合室)やトイレ、駐輪場を備える。5路線の高速バスが乗り入れるなどアクセスが良く利用者が増加傾向にあり、満車が常態化している。
現段階の整備計画では利用者の利便性を高めるため、駐車場の拡張や情報棟の建て替え、バスターミナルの送迎レーンの新設などを想定。駐車場拡張については、段階的に拡張していく予定で拡張計画台数約150台に対して、まずは約77台分を広げる。来年度に設計業務や工事に着手する。情報棟は延床面積約170u規模を見込み、現施設の約2倍の大きさになる。内部には待合室や売店、券売所、トイレなどを設ける。来年度から設計業務を行い、20年度に建設工事および既存施設の解体工事までを済ませる。
バスターミナルはバス1台分の乗降所を増設するほか、一般車両の送迎を新設しバスと一般車両レーンを分離し、安全確保と利便性を向上させる。来年度から設計業務に取り掛かり、21年度の着工を目指す。
現在着工へ向けた本格的な作業に入る準備調査として、駐車場の測量や地質調査などを実施しているところ。