新潟県市長会の久住時男会長(見附市長)らは27日、県庁に花角英世知事を訪ね、土木費予算の増額や大規模自然災害に対する防災対策など重点11項目および一般5項目に及ぶ19年度の県施策および予算に関する要望を行った。
この日は久住会長のほか、米田徹糸魚川市長、伊藤勝美五泉市長の両副会長も出席した。冒頭、久住会長は「来年度予算に反映しただけるよう、地元の声を聞いてほしい」と訴えた。これに対し、花角知事は「しっかり要望を受け止めさせていただく。庁内でもディスカッションしており、予算に反映できるものはしていきたい」と応え、要望書を受け取った。
主な要望は、▽地方創生および定住人口増加策の推進▽原子力発電所に係る防災対策等▽大規模自然災害に対する防災対策(治水対策、砂防事業の推進、津波防災対策)▽義務教育施策等の推進(公立小中学校等へのエアコン設置費用の財政支援)▽地域医療・福祉施策の充実(県央基幹病院の早期開院)▽土木費予算の増額▽都市基盤施策の充実強化(県道・県管理河川の整備促進、中心市街地活性化の推進、除排雪作業費に対する財政支援、海岸整備)▽拠点性の向上と交通網の強化(地域高規格道路等、新潟空港へのアクセスの充実)地域経済・観光産業の振興−など。