県教育庁は25日、県立高校普通教室への空調設備設置に伴う一般競争入札を公告した。対象は18校で、空調設備賃貸借一式のリース契約。18校のうち、15校分を4件に分けて施設課が発注し、千葉大宮高校、行徳高校、浦安南高校の3校は学校からの直接発注。学校発注分は来月15日に参加申請を締め切り、2月6日に開札。施設課分は2月4日に参加申請を締め切り、同27日に開札する。
入札はWTOの調達案件。入札参加資格は、県の物品等入札参加資格者名簿にA等級で格付けされていることなど。
当初は19校を予定していたが、東総工業高校については急きょPTAが整備することになり、18校に変更となった。事業費は12月補正予算で19校分として13億8400万円の債務負担行為を設定した。
空調設備を設置する学校は▽千葉大宮高校▽八千代西高校▽行徳高校▽浦安南高校▽松戸南高校▽清水高校▽成田西陵高校▽八街高校▽銚子商業高校▽旭農業高校▽大網高校▽九十九里高校▽茂原樟陽高校▽大原高校▽館山総合高校▽天羽高校▽上総高校▽君津青葉高校――の18校。
施設課分の入札は▽県立八千代西高等学校ほか3校普通教室空調設備賃貸借一式(八千代西高校、松戸南高校、清水高校、成田西陵高校)▽県立八街高等学校ほか2校普通教室空調設備賃貸借一式(八街高校、銚子商業高校、旭農業高校)▽県立館山総合高等学校ほか3校普通教室空調設備賃貸借一式(館山総合高校、君津青葉高校、上総高校、天羽高校)▽県立大網高等学校ほか3校普通教室空調設備賃貸借一式(大網高校、茂原樟陽高校、大原高校、九十九里高校)として公告。履行期間は契約締結日から2032年8月31日まで。賃貸借期間は19年9月1日から32年8月31日までで、その前は導入期間とする。
学校発注分(学校直接発注)の千葉大宮高校、行徳高校、浦安南高校の履行期間は契約締結日から32年6月30日まで。賃貸借期間は19年7月1日から32年6月30日までとし、その前の期間は導入期間とする。
県立高校の空調設備は123校のうち、103校に設置済みで、20校が未設置となっている。
設置済みの高校は、PTAがリースで設置した学校が98校、近隣に成田国際空港及び自衛隊の基地があることから、騒音対策により県が設置した学校が5校(沼南高校、沼南高柳高校、下総高校、松尾高校、安房高校)。
未設置20校のうち、市原市の鶴舞桜が丘高校は本年度末に市原高校と統合するため、実質未設置校は19校。19校のうち、東総工業高校はPTAが整備することになったため、残り18校を対象にリースにより整備する。