県大津南部農業農村振興事務所は、17年度採択され同年9月に事業計画が決定した栗東市六地蔵地先の農地34・1fで区画整理及び農業施設の整備を行う県営六地蔵地区土地改良事業(農業競争力強化基盤整備事業[経営体育成型])について、土地改良法に基づく土地改良事業計画の変更に係る縦覧を19年1月23日まで行っている。
変更内容は軽微なもので、区域内で県が整備する県道六地蔵信楽線の計画法線の精査に伴い、圃場整備対象区域が微増し実施対象区域が33・9fから34・1fになるもの。縦覧場所は栗東市環境経済部農林課。縦覧期間満了日まで意見書を県大津南部農業農村振興事務所田園振興課に提出できる。
整備計画に大きな変更はなく18年度発注したいとしていた初弾工事の施工担当を2度目の公告で日建(守山市)に決めた。19年度も現在文化財調査を進めている箇所から順次工事を発注・施工していきたい方針だ。
実施設計はキタイ設計に委託中。17年度に始まった県文化財保護課(文化財保護協会)による試掘調査を終え、今年度は次に施工する工区の本調査を進めている。文化財調査の対象とならない「第4工区」から18年度優先的に着工することを決め、先ごろ入札を行った。
同事業は、対象区域(現況=田33f、畑0・2f)について農業競争力強化基盤整備事業に基づき農地の集積化及び農用地の高度利用を図り、農道、用排水施設等の整備を行うことにより大型機械による省力化、担い手農家の育成、農地の生産向上に努め、農業経営の安定と近代化を図る。
計画工事概要は▽整地工=28・2f(土量4万2300立法b)▽小用水路工=BF、U型3521b▽小排水路工=プレハブ柵工4823b▽暗渠排水工=3・6f―などで、事業費総額6億8900万円のうち主要工事費は4億7800万円。
工区は最大面積の第2工区など全6工区あり、文化財調査の対象とならない第4工区から優先的に18年度発注・着工し、文化財調査の進捗や地元等と協議し大小含め全6工区を22年度の事業完了までの5ヵ年で進めたい方針。
なお、六地蔵土地改良区(栗東市安養寺1丁目13―33)から発注された換地業務は滋賀県土地改良事業団体連合会(近江八幡市)が担当。
提供:滋賀産業新聞