富山市は、大沢野行政センターおよび大山行政センターについて、複合施設に建て替える方針を示した。ともにPPP手法を導入し、遅くても21年度中の着工を目指すとしている。
大沢野行政センター(高内333番地、RC造5階建て延べ4450・88平方メートル、73年築)は、合併前の旧大沢野役場庁舎で、完成から45年が経過し老朽化が著しい。地元からは現在の窓口サービスを残しつつ、ホールや物販、図書館などの機能を求める意見がある。近くには図書館や閉鎖した文化会館があり、それらを集約した施設を構想する。
大山行政センター(上滝525番地、RC造3階建て延べ2063・79平方メートル、58年築)は、合併前の旧大山町役場庁舎で、建てられてから60年が経つ。地元からは窓口サービスを維持するほか、ホールや商業機能、再生可能エネルギーを導入した施設が提案されている。
両施設とも、地元からの提案を踏まえた構想を18年度内に策定する。21年度までの時限措置となっている地方債を活用し、21年度中に着工し、22年度までに整備を終えたいとしている。