工作機械の開発・製造・販売を手掛ける太陽工機(長岡市西陵町 渡辺登代表取締役社長)が、長岡市高頭町ほか地内の西部丘陵東地区で計画する新工場は、年明けから社内にプロジェクトチーム(PT)を設置し、規模やスケジュールなどの検討を進めていく。
計画では、現在の工場が手狭になっていることや生産能力拡大のため、同地区の10万5000平方メートル取得に向け、長岡土地開発公社による造成工事が完了後、20年6月に北側半分の約5万2500平方メートル、21年6月に残りの約5万2500平方メートルを順次取得し、複数の工場に加え、事務所棟などを整備する。7月に市と進出協定を締結し、土地の取得費は8億6700万円。
同社では、取得次第すぐにでも工事を進められるよう計画を進め、最終的には現工場(建築面積約1万1500平方メートル)の2倍超の規模は必要としたほか、工期は1年程度を想定している。小林秋男常務取締役は、「造成工事が始まったばかりであることから、年明けにも社内にプロジェクトチームを設置し、受注状況の動向をみながら、規模やスケジュールなどを検討していく」と話している。