亀山市と亀山駅周辺2ブロック地区市街地再開発組合は14日、再開発事業計画の基本設計案などを公表した。施設の設計方針として「駅前に集う多機能型のにぎわいづくり」などをテーマに、亀山駅前広場(御幸町)に共同住宅、商業・公益施設を備えた複合施設を建設する。事業費は約66億8000万円(付帯工事費、調査・設計費含む)を見込んでおり、このうち国と市が約34億円を補助する。
複合施設は3棟(共同住宅棟、商業・公益施設棟、商業施設棟)で構成されている。共同住宅棟は鉄筋コンクリート造地下1階地上14階建て延べ1万0147平方b。1階部分がラウンジで、2〜14階は3〜4LDKの住戸が合計約50戸入る。
商業・公益施設棟は、鉄骨造地下1階地上4階建て延べ5258平方bで、市立図書館(約3000平方b)が入る。商業施設棟は鉄骨造3階建て延べ552平方b。駐車場は共同住宅用約60台分と商業施設用約4台分を地上平面式、公益施設用約50台分を地下自走式で整備する。
2019年2月にも地権者との協議や補償額の算定を進めつつ、実施設計を組合施行で発注する。19年度内に実施設計を終え、準備が整い次第建築工事を発注する。完成は22年3月を予定している。
基本設計は東畑・都市環境・不動研共同企業体が担当した。
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建通新聞社