川崎市上下水道局は、生田浄水場用地を有効利用するため、スポーツ広場を整備する民間事業者を2018年度中に再公募する予定。現行の整備計画の内容を基本としながら、民間事業者が参入しやすくなるよう計画の一部を見直し中。19年度中に民間事業者を決定し、環境影響評価などの手続きを進めた上で、整備工事に着手し、できるだけ早く有効利用が図られるようにしていく考えだ。
生田浄水場(多摩区生田1ノ1ノ1)は、水道事業の浄水場を長沢浄水場に集約する「再構築計画」に基づき、15年度末で水道事業の浄水機能を停止した。浄水場の東側部分は、更新用地とするまでの期間、約1万5000平方bを少年サッカーなどに使える多目的広場と、ふれあい広場として上下水道局が整備。残り約3万2000平方bは民間事業者に20年間貸し付け、約1万8000平方b(長さ115b、幅155b)のグラウンドをはじめ、テニスコート複数面、駐車場、クラブハウス(2階以上、1300平方b以下)などを整備してもらう構想を立てた。
16年度にはスポーツ広場を整備・運営管理する民間事業者を選ぶため、「生田浄水場用地の土地貸付に係る公募型プロポーザル」を行ったが不調となった。
提供:建通新聞社