大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、2025年大阪万博の開催決定を受け、会場となる夢洲に設置予定の新駅周辺に、大型商業施設を開発する方針を決定した。今後、関係者と協議、調整を図っていく考えだ。
中期経営計画(18〜24年度)の実現に向けた初弾として構想をまとめた。これによると、夢洲駅周辺にタワー型の商業施設を開発し、駅と商業施設とを開放的な空間で一体感を創出する。場所、規模などについては、土地確保や共同事業化などの開発に必要な条件が整い次第、具体的な検討を進めるとしている。
同社ではこの他、24年度までに御堂筋線9駅、中央線6駅をリニューアルする計画。駅リニューアル費は計300億円を見込む。
対象駅は御堂筋線が▽中津(19年)▽梅田(20年)▽心斎橋(同)▽新大阪(21年)▽動物園前(同)▽淀屋橋(24年)▽本町(同)▽大国町(同)▽天王寺(同)―。
中央線が▽堺筋本町(21年)▽弁天町(22年)▽大阪港(24年)▽本町(同)▽谷町四丁目(同)▽森ノ宮(同)―となっている。
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建通新聞社