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日刊建設工業新聞
2018/12/21

【鳥取】若手・中堅技術者交流会開く/ICT施工などで意見交換会

 県東部土木施工管理技士会(影井一清会長)と県鳥取県土整備事務所の若手・中堅技術者による技術交流会が19日に県東部庁舎で開催された。技士会からは会員24人が、県からは若手職員ら25人が参加。ICT施工などの新技術について学んだほか、河川工事の仮設工をテーマにグループ討議した。
 はじめに影井会長が「我々を取り巻く環境は著しく変化している。発注者と技士会で立場の違いはあるが、より良いものを安全に構築するという目的は一緒。この交流会を通じて一層の意思疎通を図ることにより、安全・安心な地域づくりに貢献したい」。福政孝啓所長は「情報共有システムの利用率は鳥取県土整備事務所が県内でトップ。これは皆さんと技術研鑚を積んだおかげ。新しい技術をどんどん学んでいただきたい。またお互いを知ることも大事。有意義な交流会にしていただきたい」とそれぞれあいさつした。
 議題に入ると、計画調査課の竹宮俊介課長補佐が設計変更ガイドラインについて説明。実際の例を示して設計変更になる理由を示した。ICTについての取り組みでは技士会の桝田圭之輔氏が鳥取西道路での取り組みと今後の課題を説明した。
 電子納品・電子検査についての研修では、電子検査で使用するノートパソコンとモニターを用意して操作方法を学んだ。河川工事の仮設工をテーマにしたグループ討議では、参加者が5班に分かれて、確認項目や課題とその解決方法について話し合った。
 最後に小田原聡志計画調査課長が「きょう気づいたことを自分のものとして今後の業務に役立てていただきたい」。技士会の森本邦彦技術委員長が「情報共有システムの効果を最大限に発揮するのが電子納品・電子検査だと思っている。県でも電子検査になれば我々の業務も効率化すると思っている。今後は討議をする内容を皆さんから吸出して、いろいろな討議をしてコミュニケーションを図り、業務を円滑にしていきたい」とそれぞれあいさつした。

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