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滋賀産業新聞
2018/12/21

【滋賀】東近江市 愛東外地区の土地改良計画

 東近江市愛東外町地先の水田34・1fを対象に、県営事業として用水路並びに暗渠排水を整備する土地改良事業(農業競争力強化農地整備事業)の19年度採択に向けた申請手続きが進められている。地区名は「愛東外地区」。
 当該地区は、東近江市の中部、一級河川愛知川右岸の河岸段丘上に広がる農業地帯で、昭和40年代後半(70年頃)の団体営ほ場整備事業により30e区画に整備されている。
 しかし、用水路は石綿管のパイプラインで経年劣化による漏水が発生、また、区画整理は実施済みであるものの一部農地で水はけが悪く、作業効率や生産性が悪い状態となっている。
 このため、用水路並びに暗渠排水を整備し、担い手となる農業経営体(農地所有適格法人)の効率的かつ安定的な経営の充実を図り、さらにはこの法人を母体として、認定農業者や後継者の育成を目的に本事業の採択を申請するもの。
 工事概要は、▽用水路工が面積34・1fを対象にVU管を延長4980b布設(通水量0・11立方b/秒)、▽暗渠排水工は面積7・7fを対象に集水渠をVU管φ50〜100_×延長118b/f、吸水渠をφ50_×延長939b/f布設、▽揚水機は片吸込渦巻φ125_×1台を設置する。
 費用は概算で、工事費が用水路工1億3300万円、暗渠排水工1930万円、揚水機工870万円の小計1億6100万円、コンサル関係が測量試験690万円、用地買収補償費800万円、全体実施設計2410万円の小計3900万円、その他1000万円(工事雑費200万円、事務費800万円)を含め合計2億1000万円の総事業費を見込む。
 採択初年度はコンサル業務を進め、工事は2年目から2〜3年で実施の見通し。

提供:滋賀産業新聞