2019年の新春を寿ぐ「福井建築年賀会」は1月4日に開催される。
会場は例年どおり福井市田原町のフェニックス・プラザで。時間は午後3時から4時45分まで。
毎年恒例で、県内建築界の一大イベントとして開催され、今回で通算37回目を迎える。県下の建築関係者約600人の参加が見込まれ、来賓には西川一誠県知事をはじめ地元選出の国会議員ら多数も招くとしている。
主催は、建築6団体が合同で担い、今回は福井県建築士会と福井県建築住宅センターが当番団体となって行われる。
吉報として、先の臨時国会において、念願の建築士法一部改正「建築士資格取得にかかる合理化」案が通った。学卒後すぐの建築士試験合格への道が開かれることとなり、若手人材の確保にむけて有効なシステム改善として期待は大きい。来る年賀会においても一番ホットで大きな話題になるものとみられる。
実は、この画期的な法改正。今年賀会を主催する福井県建築工業会(見谷貞次会長)が端緒を開き、大きな山を動かした。同会では、かねて問題意識を強くいだき有言実行。17年春には国交省に赴き改善を訴えたが壁の高さを痛感したという。それでも不退転の決意で関係者に働き続け、議員立法にまで昇華し再チャレンジ。粘り強い働きかけが功を奏して理解と協力の輪を拡大。今年6月には日本建築士会連合会と日本建築士事務所協会連合会、日本建築家協会の3会が連名で、建築士資格制度の改善に関する共同提案とし、勢いを増して大願成就となった。
主催建築6団体
一般社団法人福井県建築工業会 会長 見谷貞次
一般社団法人福井県建専連 会長 吉田勝二
一般社団法人福井県建築士事務所協会 会長 木下賀之
協同組合福井県建築設計監理協会 理事長 木村憲一
一般社団法人福井県建築士会 会長 歌門敬二
一般財団法人福井県建築住宅センター 理事長 松本正輝