焼津市は、花沢地区に整備するビジターセンターの実施設計を公募型プロポーザルで募集している。江戸時代後期から大正時代の建築と推定される伝統的建造物を修理し活用する。整備予定地での説明会を21日に実施するため、参加申し込みを20日午後3時までメールで受け付けている。
参加表明書と質問書の提出期限は26日午後5時まで(必着)、企画提案書等の提出期限は2019年1月16日午後5時まで(必着)に持参、または郵送で提出する。審査は22日、選定結果通知は23日、契約は25日。
問い合わせ先は、教育委員会事務局文化財課歴史民俗資料館担当(Email rekimin@city.yaizu.lg.jp)。
企画提案書の内容は@実施設計に係る実施体制・スケジュール案A概算見積書B主屋・付属屋、外便所・つなぎ棟の修理・修景等整備計画案、活用案C耐震設計案D外構整備案E利用者の利便に資する設備の設置案Fその他―を記載する。
業務内容は、現在策定している「花沢地区ビジターセンター保存活用計画(案)」に基づく、耐震設計を含めた建築物・外構の実施設計、審議会など必要協議への出席等。
業務期間は、保存活用計画と並行して進め、契約締結日から19年3月28日まで。提案限度額は562万5000円(税込み)。
規模は木造平屋187平方b。敷地面積は298平方b。主屋は江戸時代後期(19世紀初頭)、付属屋は大正時代の建築を推定し、これまで数回の増改築を経ている。主な機能として、来訪者に向けた見学施設等を想定。場所は花沢33、花沢集落の玄関口にあたる。
工事は早ければ19年5月から6月に、工事等希望型一般競争入札での発注を見込む。工期は19年度内、20年2月から3月にプレオープンを予定している。
花沢地区は、14年に静岡県内で初となる、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。歴史的景観を保つために伝統的建造物の保存活用を進めている。
提供:建通新聞社
(2018/12/19)
建通新聞社 静岡支社