鹿児島空港ビルディングは、国際線旅客ターミナルビルの増改築を計画している。S造2階建2650uを増築するほか、ボーディングブリッジ(搭乗橋)を2基から3基へ増設し、国が掲げるインバウンドの増加目標に対応、受け入れ体制を強化する。施工業者の選定を一般競争入札で実施しており、申請書などの提出期限は21日まで。設計は安井建築設計事務所が担当。
整備は、出国待合室内ロビーなどの旅客滞留スペース拡張、売店などのサービス施設と機能向上を図るほか、ボーディングブリッジや手荷物受取所のターンテーブルを1基増設する。また、国も税関や出入国管理、検疫(CIQ)の機能強化を予定している。
事業期間は2019年4月1日から20年6月30日までを計画。既存の国際線ビルの民間部分はRC造一部S造3階建4813u。
国際線の定期便就航地(12月現在)は、ソウル、上海、香港、台北、大邱で、特に香港からの乗降客が多く17年は15万572人と最多だった。今後、県をはじめ各関係機関と連携を図りながら、エアポートセールスを行っていきたいとしている。